射水市(旧小杉町)の下条川ほとりにたたずむ鏝絵の博物館です。昭和9年に小杉町役場として竣工し、昭和51年に小杉町立図書館、平成14年に竹内源造記念館としての変遷の後、平成26年に創建当初の意匠に戻す復元工事(耐震改修も含む)を行い、リニューアルオープンしました。
竹内源造は、明治19年に左官業が盛んな旧小杉町三ケに生まれ、左官として腕を磨きながら鏝絵を習得し、左官を芸術の域まで高めた左官職人です。初代帝国ホテル貴賓室や朝鮮銀行大連支店など当時の日本を代表する建築物から、地元町役場、旧家の土蔵、絵馬など幅広い作品を残しています。また、今回の復元に合わせて、源造の最高傑作といわれる「双龍鏝絵」も砺波市の旧家より移設し、1階に展示しています。全長17mにも及ぶ日本最大級の鏝絵です。
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建 設 地:射水市戸破
構造規模:木造2階建て 主な用途:博物館 当初設計者:宮浦才一郎 延床面積:復元棟413m2+体験棟71m2 竣 工:2013年12月 写真撮影:施工者 |